龍ヶ崎市における地域住民の
福祉意識に関する調査
T.龍ヶ崎市の概要 |
1.龍ヶ崎市のプロフィール
龍ヶ崎市は、茨城県南部に位置し、東西12.3km、南北9.3km、面積78.19ku。東は新利根町・河内町に、南は利根町、西は藤代町及び牛久沼をはさんで茎崎町、伊奈町に、北は牛久市に接しています。温暖な気候に恵まれた龍ヶ崎市は、基盤整備が進んだ南部沖積地に広がる水田地帯と、北部稲敷大地上の普通畑・樹園とによる豊かな農業地域です。しかし近年、首都近郊の立地を生かし、農村型都市から首都近郊型都市へと脱皮しつつあり、人口7万人のニュータウン計画、工業団地の相互開発により、職住接近による活力ある都市づくりが進められています。
2.人口の動向
3.龍ヶ崎市の福祉の概要
●地域福祉の概要
地域住民による福祉コミュニティの形成に努め、心優しい人間を生活に優しい環境を備えた、あたたかみあふれるまちづくりめざしている。各種団体の活動を促進し、福祉意識の高揚とボランティア活動の振興をはかり、行政と市民が一体となって活動できるような体制の確立に努めている。
<基本計画>
- 地域福祉の必要性について、広報・啓発活動を推進し、市民意識の高揚を図る。
- 地域ケアシステムを推進するため、活動拠点となる地域ケアセンターを整備し、各中学校区単位に事業を展開して行く。
- 福祉の担い手として、福祉団体の育成やボランティアの育成を図る。
●児童福祉の概要
次代を担う子どもたちを健やかでたくましく育てるため、保健所の整備充実や相談指導の強化、留守家庭児童対策事業の推進に努めている。母子・父子家庭の自立と生活の安定を促すため、相談体制の充実を図るとともに、各種援護対策を推進している。
平成11年現在、保育所が7ヶ所、利用者数548人。幼稚園が9ヶ所、利用者数1695人。学童保育10ルーム、利用者数140人となっている。
<基本計画>
- 多様な保育サービスに対応するため、障害児保育など保育内容や方法について検討している。
- 家庭児童相談室などにより、相談、指導業務を充実させ、専門関係機関などとの連絡強化を図っている。
- 母子・父子家庭の福祉の充実を図り、自立援助を促進する。
●障害者福祉の概要
障害者が地域社会において、生きがいのある生活が営めるよう障害に対する理解を深めながら、地域住民との交流の促進、就労の場の拡大など、障害者に配慮したまちづくりを推進し、積極的な社会参加を促す環境づくりに努めている。
<基本計画>
- 公共施設への車いす使用者用トイレ、玄関スロープ、点字ブロックの設置やエレベーターの改良をするとともに、公共施設等周辺歩道の段差切り下げや誘導ブロックを設置するなど、障害者にやさしいまちづくりを推進する。
- スポーツ・レクリエーション活動を支援し、体力向上や健康増進に資するとともに、地域の連帯や親睦を深め、自立と社会参加への意欲を高める。
療育手帳交付件数
最重度 |
重度 |
中度 |
軽度 |
合計 |
|
件数 |
40 |
55 |
66 |
28 |
189 |
精神障害者保険福祉手帳交付件数
1級 |
2級 |
3級 |
合計 |
15人 |
18人 |
0人 |
33人 |
●高齢者福祉の概要
明るく、活力ある長寿社会をめざし、生活の基本となる健康づくりを推進するとともに、高齢者の生きがいづくりと社会参加を促進している。住み慣れた家庭や地域で安心して暮らせるよう、さまざまな在宅福祉サービスの推進、福祉施設の充実を図っている。
<基本計画>
- 訪問看護ステーションの設置の促進やホームヘルパー派遣事業の推進など、在宅福祉サービスの充実を図る。
- 高齢者福祉事業団やシルバー人材センターを活用して、高齢者の生きがいづくりと社会参加の促進を図っていく。
●介護保険に関する概要